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【2025年最新版】1950年代 白黒映画 DVDおすすめランキングTOP5|ノスタルジックな名作を一挙紹介

最終更新日:2025年01月19日

■はじめに:1950年代 白黒映画 DVDの世界へ

こんにちは、エト(20代)です。普段はショートフィルムを制作したり、映画館やストリーミングで世界中の作品を観たりと、映像にどっぷり浸かる生活をしています。先日、部屋の整理をしていたら昔父が集めていた古い映画のパンフレットが出てきて、その中に「1950年代 白黒映画 DVD」の特集が載っていたんですよね。あの時代の作品には、今の映画にはない独特の質感や、作り手の情熱が詰まっていると改めて感じました。

実際に私も今回ピックアップした5作品をDVDで視聴し、ノスタルジックな映像とドラマ性に思わずうっとり。セピア色に近い白黒の画面や、当時特有のフィルム質感など、映像制作者としては学びや刺激をたっぷり受け取りました。これからご紹介する映画たちは1950年代をリアルに生きた作品、あるいは1950年代を題材に描いた力作ばかり。世代を超えて多くのファンを魅了する名作が揃っています。

もしあなたも懐かしいフィルムの温もりや時代背景に興味があれば、ぜひ一度ご覧になってください。では、そのまえに今回の個人的プロフィールを貼っておきますね。

記者のプロフィール

  • あだ名:エト
  • 趣味:ショートフィルム制作、映画、VRゲーム

ここからは私の視点で感じたこと、DVDを実際に視聴してみての所感、そして作品のあらすじなどを交えながら、総合的におすすめランキングTOP5をお伝えします。それでは早速始めましょう!

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1. 選び方ポイント

1950年代の白黒映画を楽しむうえで、知っておきたいポイントをいくつか整理してみました。映画ファンにとっては「わかる!」という項目が多いかもしれませんが、これから初めて1950年代作品を観る人も、参考になると嬉しいです。

  1. 時代背景を知る
    1950年代は第二次世界大戦の影響がまだ色濃く残り、冷戦下の国際情勢なども作品に反映されています。そういった背景を少しでも理解していると、セリフやキャラクターの行動原理がより深く味わえます。
  2. ジャンルを意識する
    同じ1950年代の白黒映画でも、フィルム・ノワールから社会派ドラマまで幅広いジャンルがあります。自分の好きなジャンルを選ぶことで、より映画を楽しめるはずです。
  3. 役者のキャリアにも注目
    1950年代はスター俳優が多く活躍していた黄金期。モノクロ作品で若いころの大物俳優を発見すると、なかなかの感動がありますよ。
  4. リマスターの有無を確認
    古い作品は画質や音質が気になることも。リマスター版がリリースされていると、映像がクリアでストレスなく鑑賞できる場合が多いです。
  5. 日本語吹替 or 字幕の選択
    古い洋画なら字幕派、でも当時の日本語吹替音声があると懐かしさ倍増、など好みが分かれます。収録されている音声をチェックして、自分にあったスタイルで楽しみましょう。

2. 1950年代作品の人気の背景・特徴

1950年代の映画といえば、ハリウッド黄金期とも言われる時代。その一方で、冷戦やマッカーシズムの影響を受けており、社会派のテーマを扱った作品も数多く生み出されました。

- 技術の転換期: サイレント映画からトーキー(有声映画)へ、さらにカラー作品への移行など、大きな技術革新が進行していた時代でもあります。作品ごとに試行錯誤のあとが見えるのが、非常に面白いんです。

- 新しい表現を模索: テレビの普及もあり、映画産業は「いかに映画館へお客を呼ぶか」を模索。ワイドスクリーンや3Dなどの実験的な手法も誕生しました。

- 社会問題への切り込み: マッカーシズムに代表されるように、共産主義への不安や政治的弾圧が大きなテーマとなりやすく、それを逆手にとってジャーナリズムの在り方や人権問題を描く作品も多かったのです。

今回のランキングでも、当時の雰囲気をダイレクトに感じられる作品や、後の時代から1950年代を振り返った独特な視点の作品が含まれています。気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。

3. 【2025年最新版】1950年代 白黒映画 DVDおすすめランキングTOP5

ここからは、私が厳選した1950年代に深く関連する映画DVDを5作品ご紹介します。古き良き時代の息吹を感じるものや、現代からその時代を見つめ直した作品など、バラエティ豊かなラインナップです。購入を検討される方はぜひ参考にしてみてくださいね。

  1. 【第1位】『暗黒の恐怖』DVD

    まず堂々の第1位は、1950年に公開されたフィルム・ノワールの名作『暗黒の恐怖(Panic in the Streets)』。その当時のハリウッド映画らしい緊迫感と社会派要素がうまく組み合わさった逸品です。監督は名匠エリア・カザン。主演はリチャード・ウィドマーク、そしてジャック・パランスの初登場作ということでも知られています。

    私自身、この映画を初めて観たときに感じたのは、たった数十年前なのに社会の空気がまるで違うという驚き。保健局が活躍するという異色のストーリーと、疫病が絡むサスペンス構造は、当時のアメリカ社会の不安を象徴しているようです。現代の私たちが観てもハッとさせられる、鋭い視点が散りばめられています。

    冒頭から引き込まれる脚本と、男臭い演技合戦は必見。映像面でもアナログ感たっぷりで、ノスタルジックな雰囲気を堪能できます。1950年代の空気感をまとった作品としては一押しですね。

    タイトル 暗黒の恐怖
    監督 エリア・カザン
    出演 リチャード・ウィドマーク、バーバラ・ベル・ゲデス、ジャック・パランスほか
    発売日 1950年
    割引前価格(2025年01月19日現在) ¥4,053

    【Amazonレビュー(肯定的)】レビュー投稿者:トシパパ
    5つ星のうち5.0
    カリスマ悪役が善玉になり、新·悪役スターが誕生!?
    2023年6月10日に日本でレビュー済みAmazonで購入

    『暗黒の恐怖』(Panic in the Streets)('50)出演∶リチャード・ウィドマーク、バーバラ・ベル・ゲデス、ジャック・パランス、ポール・ダグラス、ゼロ・モステル 、ガイ・トマジャン、H・ウォーラー・フォウラーJr.、アレクシス・ミノティス、アライン・スティーヴンス、ヴァル・ウィンター、トミー·レティグ、ビバリー・C・ブラウン、ダフ・リス、パット・ウォルシー、トミー・クック、ポール・ホステトラー、ホアン・ヴィラサナ、ルイス・チャールズ、ジョン・シレッキー、ジョージ・エーミグ、レオ・ジンサー、ダーウィン・グリーンフィールド、レックス・モード、エミール・マイヤー
    監督:エリア・カザン
    映画ファンになったのは、中学生の頃。当時はTVで、旧作の外国映画を放映する吹替え映画番組が人気で(もちろん日本映画もあったが…)、TV各局が同種番組に力を入れていた。当時、一番多く放映されていたのは、1950年代に作られたハリウッド映画だったと思う。その頃、TVの映画番組で見て一番好きだったハリウッド俳優が、この『暗黒の恐怖』主演のリチャード·ウィドマークでした。私が知った時には、すでに主役級のスターでしたが、'47年の映画デヴュー作『死の接吻』では、いきなりアカデミー助演男優賞にノミネートされたそうで、映画史に残るほど強烈な悪役だったとか……。(実際、映画·漫画などの典型的殺し屋スタイルは、同作で彼が作った)日本公開は『暗黒の恐怖』の方が『死の接吻』より先だったらしいが、大悪役でデヴューした彼が、その後、ちょい悪ガンマンや、ギャングのボス、海の男などの役を経て、『暗黒の恐怖』で主人公の医師役をやるに当たって、悪役ブラッキー役には『死の接吻』のウィドマークのイメージに負けない悪党ヅラが必要になり、選ばれたのが、映画初出演のジャック·パランスだったとか……。なるほど、善玉役ながら凄みを漂わせるウィドマークに対抗できるのは彼ぐらいか……。よくぞ見つけたものです。その後、名作『シェーン』の不気味な殺し屋ガンマンや、戦争問題作『攻撃』の主役で、無能な指揮官と火花を散らす小隊長役など、映画史に残る名演を残す俳優になってゆくパランスの出発点になった映画ですね。
    [物語] ニューオーリンズの波止場の飲食店。ヨーロッパからの密航者コチャック(チャールズ)は、地元のヤクザ者たちとの賭博の最中に体調に異変を覚え、店を出る。"勝ち逃げ"を見咎めたブラッキー(パランス)と手下のフィッチ(モステル)とポルディ(トマジャン)はコチャックを追い、ブラッキーが彼を射殺して、金を奪い返す。翌日、保健局からの緊急呼出を受けた局幹部のリード医師(ウィドマーク)は、波止場で発見された射殺死体の検死で、死んだ男がペストに感染していたことを発見する。ただちに現場にいた捜査員や保健局関係者にワクチンが接種される。死体などは焼却された。自治体や警察関係者との秘密会合が開かれる。死者の身許が不明なのに、すべてが焼却されたことに怒る捜査担当者のウォーレン刑事(ダグラス)は、しぶしぶリードと共に捜査に当たる。死者の立ち回り先を調べ、感染を最小限に抑えねば、大惨事だ。何よりも、確実に感染が疑われる殺人犯の確保が急務だ。密航者と思われる死者の正体を探るべく、地道な聞き込みを続けるリードとウォーレン。聞き込み中、ある船の乗員の発病の兆候に気づき、そこから乗員らの立ち回り先の飲食店が浮かぶ。犯人のブラッキーは、大掛かりな警察の捜査から必死で逃げるが、警察が血まなこなのは死んだコチャックが、何かよほど金目の物を隠していたに違いないと思い込み、コチャックとは親戚関係だった手下のポルディを締め上げる。だがその頃、賭博に使った店のマダムは病死し、ポルディもすでに発症していることに、ブラッキーは気づいていなかった……。
    パンデミックものの"走り"と言っていい映画だ。カタチは、よくある事件捜査もののフィルム·ノワールだが、社会派監督エリア·カザンらしく、疫病という社会的危機を巡る保険当局、自治体、警察、マスコミなどの思惑と駆け引きを盛り込みながら、手がたく仕上げている。主人公リードと妻ナンシー(ベル·ゲデス)や息子とのドラマも盛り込まれているが、最初反発し合いながら徐々にチームワークを固めていく、リードとウォーレンの"バディもの"要素も、もっと掘り下げてほしかった。
    前述のTV吹替え映画番組花盛りの頃、スターには"専属声優"がいた。ジョン·ウェイン=小林昭二、アラン·ドロン=野沢那智、クリント·イーストウッド=山田康雄、マリリン·モンロー=向井真理子、オードリー·ヘプバーン=池田昌子、ブリジット·バルドー=小原乃梨子……という具合だ。リチャード·ウィドマークは、ほぼ100%大塚周夫だった。ドスの効いた声がハマっていた。(チャールズ·ブロンソンも、大塚氏が多かった)DVDには残念ながら、吹替え音声は収録されていない。大塚周夫の他、J.パランス=納谷悟朗、Z.モステル=滝口順平、H.W.フォウラーJr.(市長)=家弓家正など懐かしい声優さんたちの吹替えが聴けなくてちょっとガッカリでした。
    妻役のバーバラ·ベル·ゲデスという女優さん、本作の他はロバート·ワイズ監督、ロバート·ミッチャム主演の西部劇『月下の銃声』ぐらいしか思い当たらなかったが、ジョージ·スティーヴンス監督の秀作『ママの想い出』などで、この当時が旬だったようだ。『めまい』『5つの銅貨』などの有名作品にも出ていて、昔見たはずだが覚えてなくてゴメンナサイ。(彼女だけじゃなく、ストーリーもよく覚えていない(笑))でも、どこかでよく見た顔…と思ったら、'70〜'80年代のロングヒットTVドラマ『ダラス』で、ドラマの中心となる石油財閥一家の女家長を長く演じていたあのオバちゃん女優(失礼!)の若き日の姿でした。
    リチャード·ウィドマークの息子役のトミー·レティグ(ノンクレジット)は、"小さな大物"だ。今回、DVDで見て、初めて彼が出ているのに気がついた。彼はあの『帰らざる河』で、ロバート·ミッチャムの息子を演じ、マリリン·モンローと3人で、イカダで冒険を繰り広げたあの子である。ウィドマークとは、傑作西部劇『襲われた幌馬車』でも共演。TV人気シリーズ『名犬ラッシー』で、飼い主の少年(初代)を演じたのも彼だ。

    続きを読む2人のお客様がこれが役に立ったと考えています役に立ったレポートレビューをすべて見る

    以上のように、深みのあるレビューが高評価を得ています。悪役にも注目すべきポイントがあるのは、フィルム・ノワール好きにはたまらない要素でしょう。まさに名作と呼ぶにふさわしい1本です。

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  2. 【第2位】『グッドナイト&グッドラック』DVD

    第2位には、1950年代のアメリカを舞台にした社会派作品『グッドナイト&グッドラック』を選びました。実は2005年の製作でモノクロ撮影という、時代を逆行したかのようなスタイルが特徴ですが、その映像表現がかえって当時の雰囲気をリアルに伝えてくれます。監督ジョージ・クルーニーの父親がテレビ業界出身ということもあり、この作品にはジャーナリズムに対する真摯な眼差しが随所に感じられます。

    マッカーシズムの時代に立ち向かったニュースキャスター、エド・マローの実話がベース。言論の自由やメディアの使命など、今の時代にも通ずるテーマが詰まっている点が高評価の理由ですね。抑えたトーンの映像美も、1950年代のムードを見事に再現していて、一見地味に感じるかもしれませんが、骨太のドラマがしっかり味わえます。

    私自身は、映像制作をやっているので、この映画のモノクロ映像が持つパワーを改めて思い知らされました。ジャズの歌声が響く中、テレビ局のセットで展開される攻防戦は、思わず息を詰めて見入るほど。心に訴えるものが多い名作です。

    タイトル グッドナイト&グッドラック
    監督 ジョージ・クルーニー
    出演 デヴィッド・ストラザーン、ジョージ・クルーニー、ロバート・ダウニー・Jr.ほか
    発売年 2005年
    割引前価格(2025年01月19日現在) ¥4,180

    それでは、Amazonでのレビューを見てみましょう。かなりバラエティに富んだ意見が寄せられています。

    【Amazonレビュー(肯定的)】レビュー投稿者:Progger
    5つ星のうち5.0
    レッドパージ
    2021年1月7日に日本でレビュー済みAmazonで購入
    赤狩りの怖さがリアルに伝わってきます。

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    【Amazonレビュー(肯定的)】レビュー投稿者:VEDA
    5つ星のうち4.0
    ジャーナリズムについて考えさせられる良作
    2020年12月6日に日本でレビュー済みAmazonで購入
    マッカーシズムと呼ばれた過剰な「赤狩り」に果敢に立ち向かったCBSテレビのアンカーマン、エドワード・マローを描いたノンフィクションです。この映画を観るまで米国における「赤狩り」のことは知りませんでした。冷戦時代のど真ん中で共産主義者を告発する流れは自然であるが故にこのそれに異を唱えることは勇気が必要で、各メディアが萎縮してしまったことも理解できます。そんな中、マローが立ち上がったのは、米国に蔓延する過剰な「赤狩り」が国民の自由や人権を阻害していることを告発し国民自ら正すべきだということ、さらに現実をきちんと伝えるジャーナリズムの姿勢を示すためでした。自由や権利は時に権力者によって制限される方向に傾きますが、マローのように立ち向かった人々がいるからこそ、いまの自由や権利が保たれていることを改めて痛感しました。良い映画です。

    続きを読む3人のお客様がこれが役に立ったと考えています役に立ったレポート

    【Amazonレビュー(肯定的)】レビュー投稿者:おもしろきこともなき世を
    5つ星のうち5.0
    仕事に命をかける、ということ(と、カッコ良さ)
    2008年7月27日に日本でレビュー済みAmazonで購入
    ジャケットのカッコよさを、最後まで裏切らない作品である。ジョージクルーニーが、自らの生い立ちと、トップスターという立場に恵まれた幸運と、全てを注ぎ込んで作られたことが、この作品の背骨となり、腰となって揺るがない。そして、その上で、ジョージが持っているスタイルと重ねてきた努力が「花」として結実しているように感じた。オーシャンズシリーズで輝いている彼の花と、根が同じで、でもまた違った、男の生き方でしか現せない「花」が、余計な飾りを排して美しく咲いている。そして、仕事に命をかけるということはどういうことなのか、1人1人に問いかける力を持った作品だと感じる。だが、それに止まらなかった。ぼくはこの作品を見て自分の仕事を思い、人(の心)を動かすところまで自分の仕事が到達しているか、深く反省させられた次第である。とにかく監督としてのクルーニーは、俳優としての彼より何倍もカッコいい!

    続きを読む8人のお客様がこれが役に立ったと考えています役に立ったレポート

    【Amazonレビュー(肯定的)】レビュー投稿者:kumaneko
    5つ星のうち4.0
    見過ごせない歴史に光あてた映画
    2019年1月13日に日本でレビュー済みAmazonで購入
    ドキュメンタリータッチでリアルですが、映像的には地味です。パージを生き抜き、戦い抜いた英雄ばかりではなく、大きな傷を受けた人々へのまなざしも、もう少し欲しいかな。

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    【Amazonレビュー(やや否定的)】レビュー投稿者:yuri
    5つ星のうち3.0
    つまんない!
    2016年11月3日に日本でレビュー済みAmazonで購入
    おもっていたより、面白くありませんでした。モノクロだからしょうがないけど、勇気はもらえませんでした。

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    【Amazonレビュー(肯定的)】レビュー投稿者:ビル=デンブロウ
    5つ星のうち5.0
    報道ジャーナリズムの原点
    2008年4月18日に日本でレビュー済みAmazonで購入
    誰もがおかしいと気づきながらも自分の身が危うくなる危険から何も言えなくなる、そのような恐怖の時代、マッカーシズムの時代に果敢に闘いを挑んだ一人のジャーナリストの重厚な物語であり、アメリカのジャーナリズムの原点である。そしてマーローが冒頭で述べているような商業主義に走ったテレビメディアに対する痛烈な批判はバラエティーが体勢を占める現代にそのまま当てはまる。社会風潮や流行に踊らされるのではなく、自分の判断基準を確立すること、たとえそれが少数派であったとしても恥じないで胸を張って生きていくことの大切さを静かにそしてダンディーに語りかける。彼により具現化されたジャーナリズムはやがて訪れるベトナム戦争への反対運動へと大きな扉を開くことになった。その後の時代を振り返った時にマーローの勇気がいかに偉大なものであったかこの映画はハリウッドにありがちな派手な演出もなく、静かにモノクロで語りかけるが、その分だけ余計に心に深く染みわたった。全ての多数派に疑問を感じる人に、貴方は孤独ではないと今尚、訴えかける。グッドナイト&グッドラック!!

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    【Amazonレビュー(肯定的)】レビュー投稿者:合理仙人
    5つ星のうち5.0
    報道という仕事をしている人の良心
    2018年6月20日に日本でレビュー済み
    現在日本の状況を考えてみれば、国営のようでありながらそうではなく視聴料を払わなければならないNHKがまずあります。税金で殆ど賄われていて尚且つ視聴料を払うというのがそもそも納得がいきません。…(中略)…報道という面では社会的に重大な責任を負っているというのはどこの国でも共通して言えます。そういう当たり前なことをこの映画はマスメディアと我々に問うています。今も全く同じ状況です。コダックのコダカラーを敢えてモノクロで表現しているのは多分、そういうことでしょう。色付けるのは見る側の自由と責任です。

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    【Amazonレビュー(否定的)】レビュー投稿者:ダダ
    5つ星のうち1.0
    つまらない映画
    2019年10月4日に日本でレビュー済みAmazonで購入
    邦画『新聞記者』を見て、関連するような映画と思い買った。しかし退屈でつまらなく、タバコのシーンがやたらと多く見ていて不愉快なので、途中でギブアップした。

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    肯定的な意見では「報道の在り方を考えさせられる」「モノクロが味わい深い」という声が多く、否定的な意見としては「地味で退屈」「タバコのシーンが不愉快」といった内容が挙がっています。社会派ドラマなので好みは分かれそうですが、1950年代の雰囲気やマッカーシズムという歴史的背景に興味がある人には刺さる作品です。

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  3. 【第3位】『グラン・トリノ』DVD

    一見1950年代とは関係ないように思われる『グラン・トリノ』を第3位にチョイスした理由は、主人公のウォルト(クリント・イーストウッド扮)が1950年代に朝鮮戦争へ出兵していた設定を持っているから。作品自体は2008年の公開でカラーですが、1950年代を生きた男が、現代のアメリカ社会で何を思い、どんな風に生きていくかという視点がとても興味深いのです。

    ウォルトが住む街には移民や若者たちが多く、彼の古き良き価値観が周囲と衝突します。しかし、その頑固さの奥にある不器用な優しさや正義感が滲み出てきて、観るほどに引き込まれてしまいました。結果として、「1950年代的なマッチョな男像と、グローバル化した現代社会の対比」が浮き彫りになっている名作と言えます。

    正直、最初は「これ、1950年代の白黒映画ってテーマに合わなくない?」と思ったんです。でもいざ観てみると、ウォルトの内面に刻まれた1950年代の影が非常に濃く、本ランキングに入れてみる価値は十分にあると感じました。イーストウッドの渋さと演技も光るので、色んな意味でおすすめです。

    タイトル グラン・トリノ
    監督・主演 クリント・イーストウッド
    発売年 2008年
    割引前価格(2025年01月19日現在) ¥1,572

    Amazonレビューも多数あります。ざっと目を通すと、感動派とそうでない派に意見が分かれている様子。以下、そのまま引用します。

    【Amazonレビュー(肯定的)】レビュー投稿者:ぺけ
    5つ星のうち5.0
    涙が止まりませんでした
    2024年12月19日に日本でレビュー済みAmazonで購入
    前半の1時間はあまり面白くありませんでした。しかし、後半どんどん見入ったのですがラストはこんなやり方があるのか!涙が止まりませんでした。なかなか良い作品です。ぜひお勧めします。

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    【Amazonレビュー(肯定的)】レビュー投稿者:さだ吉
    5つ星のうち5.0
    なるほど。。
    2025年1月5日に日本でレビュー済みAmazonで購入
    荒野の用心棒がこうゆう事か、うん。

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    【Amazonレビュー(肯定的)】レビュー投稿者:バベル堂
    5つ星のうち4.0
    頑固なアメリカの将来を東洋との邂逅によって解いていくようなファンタスティックな名篇。
    2024年6月3日に日本でレビュー済みAmazonで購入
    (長文のため要約は省略しますが、非常に深い考察が書かれているレビュー)

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    【Amazonレビュー(肯定的)】レビュー投稿者:Amazon Customer
    5つ星のうち5.0
    よくあるアクション映画
    2024年7月26日に日本でレビュー済みAmazonで購入
    ではなく、72年式フォード グラン・トリノを通した友人と男の熱い生きざまの物語でした

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    【Amazonレビュー(肯定的)】レビュー投稿者:HOTEI☆
    5つ星のうち5.0
    クリント・イーストウッドの感動作、ブルーレイで!
    2024年2月12日に日本でレビュー済みAmazonで購入
    「グラン・トリノ」のブルーレイ版は、クリント・イーストウッド監督・主演の名作です。彼が演じる主人公は、元軍人で不良少年たちとの衝突に巻き込まれるストーリーです。人間の複雑な心情や人種間の摩擦を描き出し、見応えのあるドラマとなっています。高画質のブルーレイで、映画の没入感をより一層楽しめます。

    続きを読む8人のお客様がこれが役に立ったと考えています役に立ったレポート

    【Amazonレビュー(肯定的)】レビュー投稿者:タカ
    5つ星のうち5.0
    イーストウッドのヒューマンドラマの最高傑作!
    2024年3月4日に日本でレビュー済みAmazonで購入
    名匠クリント・イーストウッド監督が名優であることも証明した。何度見ても泣ける

    続きを読む13人のお客様がこれが役に立ったと考えています役に立ったレポート

    【Amazonレビュー(やや肯定的)】レビュー投稿者:Colorado
    5つ星のうち3.0
    統一感のなさが却って現代物語っぽいけれども…
    2024年1月6日に日本でレビュー済みAmazonで購入
    妻に先立たれた老人が、ひょんなことから隣人であるアジア人一家との仲を深めてゆく物語…(中略)…全体的に高尚さと俗っぽさが混在していることで雰囲気の振れ幅が大きく、作品としてのまとまり、満足度はイマイチだと感じました。

    続きを読む4人のお客様がこれが役に立ったと考えています役に立ったレポート

    否定的意見というよりは、全体のトーンがやや散漫に感じる人もいるようですね。とはいえ1950年代との関連性を踏まえてウォルトという男の生き方を見ると、より深みのある映画として味わえます。

    amazonで購入

  4. 【第4位】『雨に唄えば』DVD

    1952年のハリウッドミュージカルの超名作! ただし実際にはカラー映画です。それでも1950年代を象徴する一作であることは間違いありません。作品内ではサイレント映画からトーキーへの転換期がコミカルに描かれ、映画界の苦悩と喜劇的な要素がうまく融合しています。

    何といってもジーン・ケリーが雨の中で踊るあの場面は、映画史に残る伝説のワンシーン。音楽やダンスが好きな方ならずとも、一度は観ておきたい作品です。これを機に「昔のミュージカル映画ってすごくレベル高いんだな」ときっと驚きますよ。

    私も最初は「モノクロ映画が観たいんだけど……」と思いましたが、50年代の文化の華やかさを知る意味では欠かせない1本。その斬新なカメラワークや踊りの振付は、今観ても鮮烈です。

    タイトル 雨に唄えば
    監督 スタンリー・ドーネン
    出演 ジーン・ケリー、デビー・レイノルズほか
    発売年 1952年
    割引前価格(2025年01月19日現在) ¥550

    【Amazonレビュー(肯定的)】レビュー投稿者:mk
    5つ星のうち5.0
    永遠のミュージカル
    2024年9月28日に日本でレビュー済みAmazonで購入
    素晴らしいの一言

    続きを読む2人のお客様がこれが役に立ったと考えています役に立ったレポート

    【Amazonレビュー(肯定的)】レビュー投稿者:hirotarou
    5つ星のうち4.0
    黄金の1950年代のアメリカ時代の名作
    2024年8月11日に日本でレビュー済みAmazonで購入
    初めてのアメリカ映画の黄金時代の作品。…(中略)…これからもこのハリウッド映画黄金時代の1950年代の作品、ぜひ見てみたいです。

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    【Amazonレビュー(肯定的)】レビュー投稿者:Stranger in Paradise
    5つ星のうち5.0
    日本語吹替版を収録
    2023年12月20日に日本でレビュー済みAmazonで購入
    ミュージカル映画の古典的名作。何度観ても面白い。…(中略)…セリフの理解の助けになることは確かだ。

    続きを読む4人のお客様がこれが役に立ったと考えています役に立ったレポート

    【Amazonレビュー(肯定的)】レビュー投稿者:Amazon カスタマー
    5つ星のうち5.0
    楽しいです。
    2024年8月12日に日本でレビュー済みAmazonで購入
    ハリウッドミュージカルの黄金期ですね。それにしてもこの時代の役者さんはスゴい才能をお持ちでしたね。

    続きを読む1人のお客様がこれが役に立ったと考えています役に立ったレポート

    否定的なレビューは特に見当たらない印象で、やはり今も人々を魅了する不朽のクラシックミュージカルです。まさに「1950年代を代表するエンターテインメント」と言っても過言ではないでしょう。

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  5. 【第5位】『慕情』DVD

    1955年の作品で、ウィリアム・ホールデンとジェニファー・ジョーンズの美しいラブストーリーが心を掴む『慕情』。白黒ではなくカラー撮影ですが、戦後の香港を舞台にした異国情緒漂う映像と、切ない愛の物語が味わい深い一作です。実話に基づいた原作で、アジアと欧米のカルチャーギャップも見どころ。

    静かな映画ですが、人種や国境を超えた愛が描かれる点に当時の時代背景を感じます。1950年代に作られたラブロマンスってどんな感じなんだろう、と興味をそそられる人は少なくないはず。アメリカ人新聞記者と中国系女医の恋は、周囲の反対もありつつも燃え上がっていきます。結末は……ぜひDVDでご確認を。

    私も久々に観返して、改めて「愛の表現って、今の映画と全然違うんだな」と感慨深くなりました。当時のモラル観や、撮影手法までいろいろ考えさせられる作品です。

    タイトル 慕情
    監督 ヘンリー・キング
    出演 ウィリアム・ホールデン、ジェニファー・ジョーンズ
    発売年 1955年
    割引前価格(2025年01月19日現在) ¥1,200

    【Amazonレビュー(肯定的)】レビュー投稿者:FJ
    5つ星のうち5.0
    感謝
    2024年11月19日に日本でレビュー済みAmazonで購入
    ずっと観直したかった映画です。ありがとうございます

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    【Amazonレビュー(肯定的)】レビュー投稿者:K,A
    5つ星のうち3.0
    ‘’東洋の真珠‘’を舞台に結ばれる絆
    2021年6月17日に日本でレビュー済みAmazonで購入
    (長文レビュー)…結論としてラブロマンスを謳うならもう一味スパイスが必要だったと思うが、作品としてはステキな部分が多い…

    続きを読む2人のお客様がこれが役に立ったと考えています役に立ったレポート

    【Amazonレビュー(肯定的)】レビュー投稿者:Amazon カスタマー
    5つ星のうち5.0
    愛情の素晴らしさ、優しさの強さ
    2018年9月8日に日本でレビュー済みAmazonで購入
    イギリス人と中国人のハーフの女医がアメリカ人の男性を愛するようになるまでが、自然体で描かれてあり共感を持って観れました。

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    香港の風景や異文化ロマンスが最大の見どころ。涙を誘うストーリーですが、同時に1950年代の異国情緒を存分に味わえます。

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4. まとめ

以上、1950年代のモノクロ映画や、1950年代をテーマにした映画を中心としたおすすめDVDランキングTOP5をお届けしました。古い作品なのに今観ても斬新さを感じるものや、社会派テーマで重厚感のあるもの、またカラフルなミュージカルやラブストーリーまで、実に多彩なラインナップでしたね。

順位 作品名 特徴
1位 暗黒の恐怖 フィルム・ノワールの醍醐味を味わえる緊迫感ある社会派作品
2位 グッドナイト&グッドラック モノクロ映像で1950年代の報道現場をリアルに描く社会派ドラマ
3位 グラン・トリノ 1950年代出身の主人公が現代社会に向き合う渋い傑作
4位 雨に唄えば 華やかなミュージカルで当時の映画界の躍動感を満喫
5位 慕情 アジア×欧米の異文化ロマンスが胸に沁みる名作

もし
・古めの作品が好きでフィルム・ノワールに興味があるなら『暗黒の恐怖』は外せません。
・当時の社会情勢や報道の在り方を知りたいなら『グッドナイト&グッドラック』が断然おすすめ。
・イーストウッド節を感じながら1950年代の影響を現代に見るなら『グラン・トリノ』は要チェック。
・華やかな映像やダンスシーンに浸りたいなら『雨に唄えば』。
・情緒的なラブストーリーがお好みなら『慕情』がピッタリ。

どれも映像としての完成度が高く、今の時代に観ても強いインパクトを受ける名作ばかり。ぜひ一度、このノスタルジックな世界に飛び込んでみてはいかがでしょうか。あなたのお気に入りが見つかることを願っています!

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