最終更新日:2025年01月16日
こんにちは、もっち(50代)と申します。テレビドラマ鑑賞や旅行が大好きで、パン作りにもよく挑戦しています。日々のささやかな楽しみを大切にしながら、「ちょっといいな」と思うことを皆さんに紹介していくのが私のモットーです。どうぞよろしくお願いします。
- あだ名:もっち
- 趣味:テレビドラマ鑑賞、旅行、パン作り
さて、今回取り上げるのはB21スペシャルというお笑いトリオです。1980年代後半から1990年代にかけて一世を風靡した彼らは、ダウンタウンやウッチャンナンチャンと肩を並べる「お笑い第三世代」として、お茶の間をにぎわせました。しかし、人気絶頂の頃に突如テレビから姿を消してしまった背景や、その後の活動がどのような道をたどってきたのかは、意外と知られていないかもしれません。
本記事では、結成秘話や人気絶頂期のエピソード、そして現在の活動に至るまでのB21スペシャルの歩みを、時代背景やお笑い界の流れとともに丁寧に振り返っていきます。少し懐かしい気持ちになる方も、初めて知るという方も、ぜひ最後までお付き合いください。
B21スペシャルとは?──時代を彩った三人組
まずはB21スペシャルの基本情報をおさらいしましょう。メンバーは以下の三人です。
- ヒロミ(リーダー / ツッコミ担当 / 東京都八王子市出身 / 1965年生まれ)
- デビット伊東(ボケ担当 / 埼玉県入間市出身 / 1966年生まれ)
- ミスターちん(ボケ担当 / 大阪府出身 / 1964年生まれ)
ダウンタウンやウッチャンナンチャンと同世代で、お笑い業界では「第三世代」の一翼を担う存在でした。彼らの魅力は、コントを中心とした独特の演出やキャラクター作りにあり、ほかの芸人にはないスタイリッシュさや若々しさが強い印象を残しました。
B21スペシャル結成秘話──ホストクラブが原点
B21スペシャルの結成には、ちょっとしたドラマがあります。三人はもともと、アルバイト先のホストクラブで出会ったのだそうです。当時はアイドル志望だったデビット伊東さんと、ミュージカル役者やダンサーを志望していたミスターちんさん。それを見て、「ルックスのいい2人と組めば、自分の芸も引き立つ」と考えたヒロミさんが声をかけたのが始まりでした。
ちなみに、最初のグループ名は「ヒロミズだぁ」。お笑いスター誕生で山田康雄さんが使っていた呼び込みを引用したものだったといわれています。さらに、当初ヒロミさんの芸名は父親の職業から「カーペンターヒロ」という案だったのだとか。
※トリオ名「B21スペシャル」は、アメリカの重爆撃機「B-29」と、ヒロミさんが21歳直前に結成したことに由来しているとの逸話があります。
B21スペシャルを映像で楽しむなら?
彼らの全盛期のコントやバラエティでのやり取りをもう一度観たい、あるいは初めて知ったので映像をチェックしたい、という方もいるでしょう。そんな方にはお笑い芸人のDVDや過去番組のアーカイブが一つの手段になります。とくに当時の空気感をそのまま楽しめるのが魅力です。
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B21スペシャル人気絶頂期のエピソード──破天荒コントと独特の言語センス
B21スペシャルの人気が最高潮に達したのは、1990年前後。数多くの人気番組に出演し、とんねるず、ダウンタウンなどと共演を重ねながら知名度を高めていきました。特に印象的だったのが、『とんねるずのみなさんのおかげです』や『ボキャブラ天国』での彼らの活躍です。
- 『とんねるずのみなさんのおかげです』: 石橋貴明さん扮する「ノリダー」に対するヒロミさん扮する「ダーイダー」という掛け合いで、多くの笑いを生み出しました。
- 『ボキャブラ天国』: 独特のワードセンスや切れ味あるツッコミが話題となり、若者を中心に大きな支持を獲得。
また、ヒロミさんは『笑っていいとも!』や『モグモグGOMBO』など、バラエティや情報番組に進出して幅広い層の人気を獲得。一方、デビット伊東さんとミスターちんさんも、コントだけでなく各自のキャラクターを活かした仕事を徐々に増やしていくようになりました。
もっと幅広く芸人の魅力を知りたい方は?
B21スペシャルのみならず、同世代や後続のお笑い芸人たちのコントや漫才を広く楽しむなら、芸人DVDのセットを手に入れるのも良い選択肢です。バラエティ豊かなネタを一気に観られるので、当時のお笑いシーンを網羅できます。
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B21スペシャルの現在──3人の活動と近況
一時はテレビから姿を消したようにも見えたB21スペシャルの3人。実は、それぞれが幅広いフィールドで活躍を続けています。3人の近況を順に見ていきましょう。
ヒロミ──バラエティ番組のMCやDIYタレントとして再ブレイク
ヒロミさんは一時芸能界を離れて実業家としての道を探りつつも、2010年代にバラエティ番組のMCやコメンテーターとして見事に復帰。『ヒューマングルメンタリー オモウマい店』や『ザ・共通テン!』などで軽快なトークを披露し、DIYの腕前を活かした番組企画やYouTubeチャンネル「Hiromi factory チャンネル」も好評を博しています。松本伊代さんとの夫婦関係も時折話題になり、その明るいキャラクターが多くのファンを魅了し続けています。
デビット伊東──俳優業とラーメン店経営の二刀流
デビット伊東さんは、俳優として目覚ましい活躍を見せました。『花より男子』シリーズや『素敵な選TAXI』などのドラマ出演を経て、その演技力が評価されています。また、若手芸人の中では珍しく(?)ラーメン店の経営にも着手。海外展開まで果たすほど精力的でしたが、新型コロナウイルス禍の影響で店舗を大幅に縮小。現在は神奈川県真鶴町で「伊藤商店」を営んでいます。テレビで拝見する機会は減ったものの、依然として俳優やタレント活動も並行し、多岐にわたる才能を発揮しています。
ミスターちん──リポーターから鍼灸師まで、多彩なキャリア
コミカルな動きと癒し系キャラで人気を集めたミスターちんさんは、リポーターとしての活動を中心に、情報番組やバラエティで活躍。近年では鍼灸師の資格を取得し、鍼灸院を開業するという新しいステージにも踏み出しました。また、2023年2月にはB21スペシャルとして一夜限りの復活を果たし、久々のコント披露でファンを大いに沸かせました。60歳手前にしてなお新しいことに挑戦し続ける姿勢には、多くの人が励まされています。
B21スペシャル人気低迷の理由──時代の変化とメンバーの方向性
それでは、かつて絶大な人気を誇ったB21スペシャルがなぜ活動休止や露出減に至ったのか、その要因を考察してみましょう。あくまでも公表された明確な理由はありませんが、次のような点が挙げられています。
- お笑いブームの終焉: 1990年代後半は、お笑い界全体が新たなスタイルへ移行する時期。ダウンタウンの毒舌漫才やウッチャンナンチャンの洗練されたコントが台頭してきたことにより、B21スペシャルが得意としていたコント中心の「破天荒スタイル」が次第に時代とズレ始めた可能性がある。
- 個々の活動が充実: ヒロミさんはバラエティのMCや実業家、デビット伊東さんは俳優業とラーメン店経営、ミスターちんさんはリポーター業と鍼灸師など、それぞれの活動の方向性が明確になっていったことで、トリオとしての活動の頻度が自然と減っていった。
- 方向性の違い・メンバーの葛藤: デビット伊東さんが芸能界を辞めようと考えた時期があったと伝えられています。また、ソロでの仕事が増える中で「グループとして続けるかどうか」の選択に迫られ、意見の相違が生じた可能性も否めません。
彼らのストーリーをさらに深く知る書籍
活動休止の真相やメンバーそれぞれの葛藤、業界の裏事情についてさらに掘り下げたいという方には、芸人にまつわる本が参考になります。インタビューや対談が豊富な書籍では、テレビでは語られないエピソードが明かされることも。
興味がある方はぜひ手に取ってみてください。
B21スペシャルの軌跡から学ぶこと──時代の変遷と個性の活かし方
1980〜90年代の華やかなコントやバラエティ番組を思い出すとき、B21スペシャルは欠かせない存在でした。彼らのコントは、今振り返っても新鮮さを感じさせるほど個性的。時代のブームに乗って急上昇し、人気絶頂のさなか姿を消した背景には、業界の潮流やメンバー自身の志向の変化が複雑に絡み合っています。
しかしながら、3人とも別々の方向で活躍を続け、それぞれの才能を開花させている点には大きな魅力があります。お笑い芸人が個人で活動範囲を広げるケースは当時としては珍しかったですが、今となっては当たり前のようにタレントや実業家として成功する人も増えました。B21スペシャルの軌跡は、一つのグループが持つブランドが個々人にとってどれほど大きな財産になるかを示す良い例ともいえるでしょう。
メンバー名 | 主な活動 | 特徴 |
---|---|---|
ヒロミ | バラエティ番組MC、DIY企画、YouTube | キレのあるツッコミ、リーダー気質 |
デビット伊東 | 俳優、ラーメン店経営 | 端正な顔立ち、天然キャラ |
ミスターちん | リポーター、鍼灸師 | コミカルな動き、癒し系 |
まとめ──今も色あせないB21スペシャルの魅力
B21スペシャルは、時代を映す鏡のように大きな注目を集め、一気に人気者になったお笑いトリオです。そして、ある時期を境に、それぞれが自分の道を切り開きながら芸能界・実業界など多方面で活躍している様子は、まさに時代の流れを体現しているともいえます。
彼らの“今”を追いかけてみると、ヒロミさんのバラエティでの再ブレイクやDIY企画の成功、デビット伊東さんの俳優としての躍進、ミスターちんさんのリポーター・鍼灸師という多彩な活動など、かつてのイメージとはまた違った魅力が垣間見えます。
さまざまな葛藤と選択を経ながらも、B21スペシャルという“共通の出発点”は、今なお3人を繋ぐ大きな財産であることに疑いはありません。最近では一夜限りの復活ステージも実現し、ファンはもちろん、お笑い界にも新鮮な驚きを与えました。
「また3人のコントが見たい!」と思う人が増えれば、彼らが再び集結して大舞台に立つ可能性もあるかもしれません。今後もB21スペシャルの動向から目が離せませんね。