最終更新日:2025年01月16日
こんにちは、記事経験豊富なライターのもっちです。今回は、かつて爆発的な人気を誇ったお笑いコンビロンドンブーツ1号2号のこれまでの軌跡から、闇営業問題を乗り越えた現在の活動までを丁寧に振り返りたいと思います。長年テレビやラジオをにぎわせてきた彼らだからこそ、歩んできた歴史と再出発への想いは一読の価値ありです。
- あだ名:もっち
- 趣味:テレビドラマ鑑賞、旅行、パン作り
ロンドンブーツ1号2号の歴史を振り返る
デビューからブレイクまで
1993年、田村淳さんと田村亮さんは銀座7丁目劇場のオーディションで出会い、コンビとしての道を歩み始めました。実は当時、淳さんには別の相方がいたものの、亮さんとのフィーリングが合い、急遽ロンドンブーツ1号2号を結成。コンビ名にある「1号」「2号」は深い意味はなく“なんとなく”決まったものだそうです。
彼らは深夜番組で少しずつ頭角を現し、“あなあきロンドンブーツ”や“ぷらちなロンドンブーツ”を経て、徐々にお茶の間へと浸透していきました。とくに“スキヤキ!!ロンドンブーツ大作戦”や“はなさかロンドンブーツ”などの冠番組を持つようになり、視聴率を牽引する存在に。通常の若手芸人がネタで認知度を上げていくのに対し、彼らはトーク力や個性を活かした企画で人気を獲得し、“ボキャブラ天国”“うたナビ☆7”などの番組へも出演。まさに新しいスタイルの芸人像を打ち出していきました。
全盛期の活躍と冠番組の数々
1990年代後半から2000年代にかけてはロンドンブーツ1号2号にとって、まさに黄金期。なかでも“ロンドンハーツ”(通称ロンハー)は彼らの代表番組ともいえる存在で、過激なドッキリ企画や恋愛コーナーが大きな話題を呼びました。トークの回転が早い淳さんはMCとして抜群の仕切り力を見せ、ボケ担当の亮さんは天然の空気感で場を和ませます。さらにクイズ番組“クイズ☆タレント名鑑”や“クイズ☆スター名鑑”などでもMCや進行役として活躍し、多くの視聴者を惹きつけました。
そんな彼らの魅力は、お笑いにとどまらず多岐にわたります。音楽活動では「岬」「声」などのヒット曲をリリースし、俳優として映画“新宿暴走救急隊”にも出演。CMやバラエティ番組の司会、ゲーム制作など、多角的に活動の場を広げていきました。
ロンドンブーツ1号2号にまつわる本を読む
ファンの方や、当時のバラエティ番組を懐かしむ方にとっては、彼らの歩みをまとめた本をチェックしてみるのも面白いですよ。
活動の舞台裏やトーク術の秘密などを知れば、さらなる魅力を発見できるかもしれません。
闇営業問題と大きな転機
2019年、謹慎処分からの転落
2019年に発覚した闇営業問題は、芸人界のみならず芸能界全体を揺るがしました。反社会勢力が主催する会合に参加し、金銭の授受があったとして多くの芸人が謹慎処分を受け、その渦中にはロンドンブーツ1号2号の田村亮さんも含まれていたのです。
このスキャンダルは世間に大きな衝撃を与え、亮さん自身も吉本興業を退社し、しばらく公の場に姿を見せない時期が続きました。
田村淳の対応とコンビの行方
この騒動で相方の淳さんは、当初こそ“嘘をつかれたショック”と亮さんを叱責する姿勢を見せました。しかし、やがてコンビとしての関係を絶やさない道を模索。まず淳さん自身が個人事務所「株式会社LONDONBOOTS」を立ち上げ、そこに亮さんをエージェント契約の形で受け入れることで復帰への場を提供。
さらにYouTubeチャンネルで2人のトーク動画を配信するなど、コンビとして再出発を図る一方、メディア露出は以前ほど多くはなく、テレビ業界での存在感はやや薄れてしまった感は否めません。
ロンドンブーツ1号2号の番組DVDを振り返る
一時は番組出演が激減した彼らですが、過去の冠番組を収録したDVDなどを見返すと、コンビとしてのケミストリーの良さを再認識できます。まさにお茶の間を席巻した当時の勢いを感じたい方にはおすすめですよ。
現在の活動とそれぞれの道
田村淳:MC、YouTuber、実業家として奔走
MCの腕前に長け、過去には多くの番組を回してきた淳さんは、現在もテレビやラジオで活躍を続けています。その一方で、インターネット配信にも積極的に参加し、YouTuberとしての顔を持ち続けています。
自ら設立した株式会社LONDONBOOTSでは、YouTuberやインフルエンサーのマネジメント、イベント企画、オンラインサロンの運営などを手掛けるなど、実業家としても才能を発揮。オンラインサロン「田村淳の大人の小学校」では社会問題をテーマにした議論や勉強会を開き、社会人の学びの場を提供する活動にも余念がありません。
田村亮:YouTuber、舞台俳優として再出発
亮さんは闇営業問題を経て、吉本興業を退社。コンビ解散は避けつつも、一時は芸能活動を自粛せざるを得ない状況でした。現在はYouTubeで趣味の釣りやキャンプ企画を配信し、舞台俳優としても活躍しています。特に2023年に旗揚げした“田村亮一座”を通じて、演技の新たな才能を開花。今後も舞台やドラマなどで見られる日が来るかもしれません。
芸人としての在り方を考える本
闇営業問題をきっかけに、芸人の働き方やコンビとしての関係性について考えさせられた方も多いのではないでしょうか。芸人の世界を深く知るための本を読んでみると、裏側で起きていることや芸人ならではの苦悩が垣間見えるかもしれません。
深まった2人の関係と今後の展望
闇営業問題の前後で2人の関係はギクシャクした時期もありました。しかし、淳さんが事務所を設立して亮さんを迎え入れるなど、一連のサポートを行う中で、むしろ2人の絆はさらに強まったと見る向きもあります。
2人のYouTubeでのやりとりには、長年培われてきた掛け合いが健在。互いを尊重し、時に厳しく意見をぶつけ合いながら、これまで以上の魅力を見せようとしているように感じられます。コンビ結成からもう30年以上が経とうとしていますが、“親よりも長い存在”と語るほどの関係性はそう簡単に崩れません。
まとめ:ロンドンブーツ1号2号に今後も注目
1990年代後半から2000年代にかけて、冠番組が続々と誕生し、トークを武器に視聴者を魅了してきたロンドンブーツ1号2号。2019年の闇営業問題はコンビとしての活動を停滞させましたが、淳さんと亮さんそれぞれが新しい道を開拓する中で、ふたりの絆は今も深く結ばれているようです。
お笑い界を代表するコンビとして、その才覚を今後どのように発揮していくのか、期待を持って見守りたいところです。
様々な媒体やSNSを通じて、ロンドンブーツ1号2号は新たなステージへと挑戦を続けています。テレビや劇場、インターネット配信など、多彩な場所で活躍する彼らからは今後も目が離せません。
かつてのお茶の間のスターが再びコンビとして地上波に戻ってくる日が来るのか、その動向をチェックしてみてはいかがでしょうか。